サポート
よくあるご質問
Tallyに関して質問がありますか?下記のよくある質問を是非ご覧下さい。
Tallyができることはたくさんありますが、それゆえに他のソフトやシステムとどう統合・連携できるのか、あるいはどの生産工程にどのようにTallyが導入できるのかなど色々な質問があるかもしれません。このページではそれら質問に対する回答を載せています。
その他ご質問やご意見等がございましたら、是非右のリンク先よりご連絡下さい。 メッセージフォーム.
全般
調理済みカニ、調理済みおよび活ロブスター、活貝、ツナ缶、刺身、地魚フィレ、スモークサーモン、塩漬け卵、エビなどの加工工場でTallyが導入されており、お客様より満足の声を頂いております。
会社の規模に関わらず、どんな工場でもTallyを導入することができます。水産業界は8割が中小企業であることが特徴ですが、当社の最も小規模なお客様は、冷蔵倉庫の在庫管理の部分だけでTallyを導入しています。一方で最も大規模なお客様では、毎日240トンのマグロを加工し、生産、品質管理、在庫、物流を含むすべての部門で毎日200人以上の作業員がTallyを使用しています。また、複数の工場を運用している会社では、これらデータを同期し、一元化した上で簡単にリアルタイムのデータを見ることができます。
Tallyではトレーサビリティ機能が初めから組み込まれており、原材料のロットから最終製品までの工程全てを結びつけることが可能です。Tallyでは、1つの原材料ロットを複数の最終製品カテゴリーに分割したり、複数の原材料ロットを1つの最終製品カテゴリーに統合することができます。
Tallyは工場の作業員から事務員、マネージャーまで、会社全体で使用されています。通常、作業員が作業と同時にタブレットでデータを入力・チェックし、事務員やマネージャーが統計データ・グラフ等を見て生産状況を把握し、自動で作成されるレポートの内容確認を行います。経営部門は、歩留まりや生産性などのビジネスインテリジェンス指標をチェックすることができます。
はい。日本語に限らず、スペイン語、ベトナム語、タイ語に現在対応しています。
はい。特定の数値が規定値を超えた時や、あらかじめ設定した条件に当てはまる時に、メールまたはSMSで通知を受け取ることができます。お客様の取引先に対しても、販売注文が処理または出荷された時にメール等で通知を送ることができます。
Tallyは、原材料、包装材、完成品の在庫を管理することができ、また複数の在庫を同時に設定することもできます。
総量(箱数や重量)で入出庫を管理する方法の他にも、箱などに固有のQRコードを付けて箱毎に在庫を管理することもできます。
Tallyでは、パッケージ、箱、パレットにQRラベルを印刷することができます。また、モバイル端末のカメラで読み取るスキャナも内蔵しています。また、必要に応じてハンディスキャナーをTallyに組み込むこともできます。
Tallyはウェブアプリなので、ウェブブラウザにアクセスできるコンピュータやモバイル端末(iOSまたはAndroid)で実行できます。Google Chromeの最新バージョンに最適化されています。
いいえ。ERPソフトウェアには通常、会計、CRM、人事、販売、人員管理、その他の中核的なビジネス機能のための多くのモジュールが含まれています。Tallyは、製造実行システム(MES)に分類され、リアルタイムでコア製造プロセスをデジタル化し、自動化することに焦点を当てています。加工工場のマネージャー、スーパーバイザー、作業員のために設計され、構築された現場用ソフトウェアです。
はい、Tallyは生産工程から売上原価を計算するために必要なデータを収集することができます。例えば、原材料の価格や歩留まりを収集し、完成品に含まれる原材料費を計算することができます。また、部品表(BOM)や人件費に関するデータも収集することができます。これらのデータは、各生産ロット、作業指示、販売指示の原価計算レポートに集計することができます。
Tallyは最新のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使用して、他のソフトウェアと簡単に統合することができます。例えば、Xero、Quickbooks、Salesforce、その他の倉庫管理システム(WMS)や企業資源計画ソリューション(ERP)などが挙げられます。また、米国ではSAFIS、ニュージーランドではFishserveなど、政府の報告システムとの統合もサポートしています。
Tallyは、ラベルプリンター、スキャナー、はかり、温度計など、さまざまな種類のハードウェアと連携することができます。
Tallyは、Apple、Samsung、Huawei、Sony、Honeywellなど、有名ブランドのほとんどの既製ハードウェアと統合できるように設計されています。デジタル出力がある場合、Tallyはデバイスからデータを受け取ることができます。推奨される機器は、各国の販売店やオンライン小売業者から購入できます。
私たちのミッションは、市場で最も先進的な水産物のトレーサビリティと製造のソフトウェアをお客様に提供することです。私たちは通常、四半期ごとに数回のマイナー(小さな)アップデートと1回のメジャー(大きな)アップデートを実施しています。
また、Tallyを導入されているお客様には製品情報誌「Tally-Up」を年4回発行しております。
Tallyのご利用には、年間SaaS(Software-as-a-Service)料金が発生します。SaaS料金は、生産管理・品質管理のデータ入力フォームや、通知機能、BIツール、在庫管理などの機能数に応じて算出されます。お見積りについてはお問い合わせ下さい。
年間ソフトウェア料金には、無制限のユーザー、無制限のダッシュボード、無制限のレポート、システム統合、クラウドでの安全なデータバックアップ、定期的なソフトウェアアップグレード、年間を通じたテクニカルサポートが含まれています。
データ、プライバシー、セキュリティ
デフォルトの設定では Global Dialogue for Seafood Traceability(GDST) というトレーサビリティ基準でデータの取得・管理をしています。
ThisFish Inc.はGDST基準の技術的アドバイスと試験運用を行った企業の一つです。また、魚種名や港の位置、漁法や養殖方法などについては、国連食糧農業機関のデータ基準を採用しています。
更には 国際海事機関 (IMO)と 国際サステナブル水産財団 (ISSF)のProactive Vessel Registryによる正確な船舶登録データも使用しています。
はい。Tallyは以下の基準に遵守できるように設計されています。 HACCP、QMP、食品安全基準、更にはMSC(Marine Stewardship Council)、ASC(Aquaculture Stewardship Council)、BRC、Halal、KosherなどのCoC認証等。
データの所有権はお客様にあり、お客様がベンダー、取引先、認証機関、政府機関などの第三者と共有することを要求しない限り、データが共有されることはありません。
Tallyは、ユーザー毎にアクセス権限を設定することができます。例えば、ある作業員は1つのデータ収集フォームしかアクセスできないのに対し、マネージャーは統計データ・グラフやレポートの他にも、部署内の全てのデータ入力フォームを見ることができるように設定することができます。
データ入力時には必ず日時とユーザー名が記録されます。また、マネージャーがTallyでレポートを確認し承認する際にも、日時とマネージャーのユーザー名が記録されます。レポートはその後アーカイブに移動されます。
ミスがあった際には作業者やマネージャーがデータを編集したり削除したりすることができます。ただし、これら編集または削除も日時とユーザー名が変更ログに記録されます。ユーザーアクセス権限により、編集や削除を行えるユーザーを制限することもできます。
各データ入力ステーションやフォームでは、標準的なレポートを簡単に作成することができます。マネージャーはこれらのレポートを確認し、ミスがあればデータを編集することができます。編集内容と共に変更日時とユーザー名が変更ログに記録されます。
プライバシーに配慮し、全てのお客様のサーバーとデータベースは完全に分離され、安全な環境で管理されています。Tallyのセキュリティは、OWASPのテストガイドラインとCISのGoogle Cloud Platform Foundation Benchmark level 2を満たすよう、外部のサードパーティによって監査されています。
導入
どちらにも対応可能です。しかし、クラウドの方がより安全で、より強力で、より保守・点検がしやすいので、クラウドでの実装をお勧めします。Tallyでは、Amazon Web Services(AWS)と同等のセキュリティとパフォーマンスを持つGoogle Cloud Platform(GCP)を使用しています。
高速で安定したインターネットが確保できない場合には、工場内のサーバーにTallyをインストールすることをお勧めします。また、メインサーバーに障害が発生した場合、自動的にサブサーバーに切り替わるように、2台目の「ホット」またはライブバックアップサーバーにTallyをインストールしています。
またセキュリティ向上のため、1時間毎にデータをクラウドにバックアップすることを推奨しています。Tallyはアリューシャン列島や南太平洋の島々など、遠隔地でも導入された実績があります。
導入の規模や複雑さにも依りますが、契約締結から導入完了までは3カ月から9カ月ほどかかります。
中小規模の工場では、現地にエンジニアを送ることなく、リモートでTallyを導入することができます。コロナ禍では、世界中のいくつかの工場でTallyがリモートで導入されました。しかし、エンジニアが現地に出向くことで素早く導入でき、またTallyの使い方を直接説明・トレーニングすることができるため、私たちはエンジニアが現地に出向き導入することを推奨しています。
大きく4つの段階があります。まず、お客様の経営目標、生産工程、機能要件を理解するための要件収集が行われます。次に、Tallyの構成をプロトタイプ化し、安全でプライベートなオンラインポータルを通じてお客様と一緒にリモートでテストをします。その後は、現地あるいはリモートでインストールを行い、ハードウェアの接続、スタッフのトレーニング、ソフトウェアの微調整を行います。導入後4~6週間は、ユーザーからのフィードバックに基づき、お客様と共にTallyを最適化するための細かな調整を行います。
トレーニングはほとんど必要ありません。Tallyは誰でも使えるように設計されています。大きなボタンとシンプルな画面で、直感的に操作することができます。通常、作業員は1つか2つのデータ入力画面しか使うことはなく、1〜2時間で使いこなせるようになります。リーダーやマネージャーは、作業員のデータ入力作業に加えて統計データ・グラフの確認やレポート機能を使用するため、より多くのトレーニングが必要になります。
大規模で複雑な導入になる場合、いくつかのフェーズに分けて段階的に導入することをお勧めしています。例えば、まず生産工程にTallyを導入し、次に品質管理にTallyを導入するといった方法が挙げられます。
サポート
はい。日本語の他にも英語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語、タイ語でのサポートを提供しています。
まずは サポートページ でTallyに関する情報やよくあるご質問をご覧頂けます。更にはバグ等の問題の報告、設定変更・アップグレード・新機能追加依頼等をサポートチケットシステムを通じて行うことができます。
また、ビデオ会議(Google MeetsやZoom)または電話で技術的なサポートを受けることもできます。
ThisFishでは、東南アジアとアメリカ大陸の4つのタイムゾーンでテクニカルサポートエンジニアが対応しているため、これらの地域ではほぼいつでもサポートを受けることが可能です。
バグやその他ソフトウェアの問題に関しては無制限にサポート致します。私たちは、ソフトウェアが円滑に動作するよう尽力しています。
ただし、ソフトウェア構成の変更・追加については年間サポート時間数を設定しています。
工場の工程改善や拡張に伴いソフトウェアの大幅な変更が必要な場合には、サポート時間を追加で購入して頂くこともできます。
簡単にできます。Tallyはベースコードを書き換えたりソフトウェアをアップグレードすることなく、迅速に設定を変更することが可能です。
お客様自身でユーザーの追加や削除、画面上のボタンやドロップダウンメニューの変更などをして頂くことは可能です。入力するデータの項目の追加や削除、生産工程の変更等はお客様自身で行うことはできず、こちらのテクニカルサポートに依頼して頂く必要があります。