ディスフィッシュ(ThisFish Inc.)は日本の市場に進出し、同国で名高いクロマグロ取引およ寿司材料魚の養殖セクターに関わる有力な水産加工業者2社を獲得するとともに、大規模な国内市場の開発とサービス提供のため、新たに2名のスタッフを採用しました。
東京・豊洲市場で名高いマグロ卸売業者「やま幸」は、ディスフィッシュ社のタリー(Tally)ソフトウェアを導入し、生産・在庫管理のリアルタイム化を実現。同社を所有・運営する山口幸隆社長は、新年の初競りで5年連続で最高値のマグロを落札しています。昨年の初競りでは、同社は276kgのクロマグロを2億700万円(約130万米ドル)で落札。特に同社が日本主要都市のミシュラン星付き寿司店に卸していることから、山口氏は報道で「マグロ王」と評されるにふさわしい存在です。
創業者である二代目社長の山口氏は、国内事業を着実に強化し、現在では事業をグローバルに拡大しています。米国や欧州の輸入要件を考えると、リアルタイムのデジタルトレーサビリティシステムを導入することは、彼の今後の事業拡大にとって非常に重要でもあります。
ディスフィッシュ社の タリー・ソフトウェアは、 三重県漁業協同組合連合会 にも導入されています。 (三重県漁業協同組合連合会)三重漁連として知られるこの協同組合は、1949 年の設立以来 75 年の歴史を誇っています。鯛やブリなど、寿司用の高級養殖魚の生産と販売に力を入れており、年間 200 万匹以上の魚と 3,000 トン以上の加工品を全国の寿司店やスーパーマーケットに出荷し、年間売上高は約 420 億円(2 億 7,000 万米ドル)を維持しています。今後は、海外市場向けの製品の製造と出荷を目指しています。
三重漁連は、東京港入口の三浦漁港にある三浦活魚流通センターにディスフィッシュ社の タリー・ソフトウェアを導入しました。本ソフトウェアはトレーサビリティシステムの強化と、管理職へのリアルタイム生産データ提供に活用されています。三重漁連は、現場作業員にとって使いやすい安全なデジタルクラウドプラットフォームへの移行を望んでいました。
日本市場は、その規模と国内水産業界が直面する経済的圧力から、ディスフィッシュ社にとって極めて重要です。高齢化と労働力減少により、日本の水産加工業者は外国人労働者への依存度を高めており、デジタル化と自動化が業界の生産性向上に不可欠となっています。さらに、国内の水産物一人当たり消費量が減少傾向にあり、円安も進行していることから、多くの国内加工業者が収益拡大のため輸出市場に目を向けています。これは同時に、デジタルシステムを要求する欧米市場向けの新たなトレーサビリティ要件への対応も意味しています。
日本市場へのサービス強化のため、ディスフィッシュ社は国際ビジネスコンサルタントとして豊富な経験を持つ小柳洋氏を日本事業開発シニアディレクターに、東京近郊を拠点とする技術サポートエンジニアのウェルマン誠治氏を採用しました。 カスタマーサクセス責任者はカナダ在住の日本人、望月翔平氏が務め、日本市場へのサービス提供も支援しています。同社は北海道に拠点を置く技術企業エゾクリエイト社とチャネルパートナーシップ契約を締結。さらに東京のカナダ大使館に駐在するBC州貿易担当官・荒木信夫氏と緊密に連携し、日本ビジネス文化・市場への適応において重要な助言を得ています。

写真説明: 左から順に:カスタマーサクセス責任者 望月翔平、テクニカルサポートエンジニア ウェルマン誠治、ビジネス開発シニアディレクター(日本担当) 小柳洋、BC州貿易担当官 荒木信夫、ディスフィッシュ社 CEO エリック・エンノ・タム、チャネルパートナーエゾクリエイト㈱ 代表取締役社長 大石隆
