OceanEyesは、海水温や潮流の方向・強さなどの海象条件を現在から将来にわたって推定する技術と、その海象条件予測に基づいて好漁場を予測するFishTech技術を開発し、サービスとして提供しています。OceanEyesの水路予測技術は、海洋物理の数値モデルに基づいてスーパーコンピューターが水路状況を計算する手法で、数値モデルと実際の観測結果を同化させるデータ同化技術により高精度な予測を可能にします。島嶼部や内海などの海域を、現在一般的に使われている10kmの解像度よりも細かい2kmメッシュで予測することが可能です。今後は、数百メートル単位の海況予測を目指して、モデルの改良を進めています。また、漁船に搭載したセンサーで計測したデータを組み合わせることで、数百〜数十メートルの漁船近海の状況をオンデマンドで予測できる海況予測技術「OnSpot」を開発中です。網入れなど漁船の実漁業作業への活用が期待されています。また、計算に時間がかかるスパコンを使ったシミュレーションよりも頻繁に海水温を提供する方法として、衛星観測データの深海学習画像復元技術を使い、衛星観測データから雲を取り除き、海水温データを高速に復元する技術も開発しています。2時間前の海水温を提供することが可能になりました。さらに、これらの衛星が観測した海水温のパターンと、位置情報を持つ実際の操業記録を組み合わせることで、ベテラン漁師の技術を学び、現在の海況で最も魚が獲れそうな漁場を推定する技術も開発中です。オーシャンアイズは、これまでのFishTechの開発をベースに、こうした社会的課題に対するソリューションを提供し、「漁師と地球のための持続可能な漁業」の実現を目指しています。
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